新人の時に気をつけたい職場での居場所づくり

ヘルパーの辞職理由には金銭面の都合や配偶者の転職などの家庭の事情などの様々なものがありますが、中でも多くなっているのが人間関係に関わるものです。

特に多いのが新人として職場に入ってきて、一年から二年の間に辞職してしまうケースであり、大半の辞職理由が人間関係に由来しています。

新人として職場に入ってくるとまず難しいのが、既存のネットワークに入り込むことです。
主婦層を中心として幅広い年齢層の女性が多いのが介護現場の特徴であり、中に男性が散見される程度になっています。
このような独特の人口構成で作り上げられているネットワークは複雑になっていて、経験のある人であってもどこからネットワークに入って自分の居所を作り上げるかで悩みがちです。

うまくネットワークに入れずにいると、コミュニケーションを取れず十分な教育を受けられず、一人前になっても働けない状態になってしまい、周囲の視線が冷たくなってしまいます。

また、既に人間関係がギクシャクしている現場の事例では、新人教育を担当する先輩が職場で嫌煙されていたヘルパーであったがために、その先輩と良好な関係になって、仲間はずれのように非難を受ける側になってしまうようなこともあるようです。

介護現場では、このような新人の期間をうまく切り抜けてネットワークの中に立ち位置を作り上げることが欠かせません。働き始めてから当面は新しい仕事を教わりつつ、自分の最適なポジションを探すようにすることが必要になっています。